コラム

人間が作った人工的な野菜とその裏のリスクとは?ーF1種や種無しフルーツの問題点

健康のため野菜を意識して取り入れているという方はいませんか?野菜といえば健康的な食べ物というイメージがあるかと思います。それだけに、スーパーや八百屋さんなどで当たり前のように目にしている野菜の安全性について、疑問を持つことは少ないかもしれません。

しかし、ふだん口にしている現代の野菜ですが、昔と比べると大きく変化していることを知っていますか?いまの野菜は本当の意味で「自然」「天然」とは言いがたいような状態に変わってしまっています。健康と思って食べているものが、実は健康に悪影響を及ぼしているかもしれないのです。では一体、人間の手で大きく変えてしまった野菜にはどんなリスクや問題が隠れているのでしょうか。

いま私たちが食べている野菜、本当に大丈夫?

スーパーに行くと、形がきれいに整った野菜やくだものがずらりと整然と並んでいる。日本では当たり前の景色です。どの野菜もツヤがあって、形が整っていて、大きく育って、見るからに健康そうです。このような野菜を見て、とくに疑問を感じる人は少ないでしょう。

日本では甘くて美味しいものが人気があり、たとえばトマトは甘い品種が増えています。また、きゅうりやピーマン、なすなども、形がきれいなものが好まれます。にんじんのように好き嫌いが分かれる野菜も、ずいぶんと昔と比べると食べやすくクセが少なくなってきたように感じますよね。

品種改良が重ねられることで、結果的には風害に負けず、価格が安定するなどメリットもたくさんあります。しかし、過剰な品種改良や栽培方法、栽培環境まで大きく変わり、それによる弊害が起きてきていることも事実なのです。

知らないと怖い?現代の野菜の裏側とリスク

毎日食べているものだから大丈夫と思っていても、数年後、数十年後にどんな影響があるかはまだ分かりません。日頃良かれと思って選んでいるものに、リスクが隠れている可能性も。裏側にはどんな背景があって、どんなリスクが隠れているのでしょうか?

形も大きさも揃った野菜

形の良い野菜

野菜の形と大きさを均一に揃えなければならないのは、「規格」が設けられているからです。流通の効率化と量り売りではなく個数売りに対応するためにも、形や大きさが揃っていた方が都合が良いわけです。市場に出ている野菜の多くが「F1種」という、交配により品種改良されたものたちです。

でも、それは後付けの理由にすぎず、根本的なところには消費者の選択が関係しています。形が揃っていること、大きさが均一であることが当たり前となってしまい、消費者に不揃いな野菜が受け入れられなくなりました。

「形が悪い、小さいもの=品質が悪いもの」といった間違ったイメージが浸透し、厳しすぎる出荷基準が設けられた結果、農家さんを追い込んでしまっているような状況です。捨てられてしまう野菜も多く、フードロスも大きな問題となってきています。

でも、本来は人間がそれぞれ違って個性があるように、野菜も本来はもっとバラバラなもの。種の保存という観点からみても、均一な形質を持っていることは不自然であり、形がバラバラで個性豊かであってこそ、野菜のあるべき姿なのです。

濃い緑色をした野菜と大きすぎる野菜

緑色の野菜はビタミンCやフィトケミカルなどが豊富であり、栄養の面からも欠かすことができない野菜です。緑が濃い方が健康に良さそうだからと、緑が濃い野菜を選んでいるという方も多いと思います。しかし、緑が濃い野菜は注意が必要です。

たとえば、ほうれん草や小松菜、チンゲン菜などのいわゆる葉野菜には、亜硝酸窒素が多く含まれます。じつはこれが問題で、亜硝酸窒素はタンパク質とくっついて発がん物質を生み出したり、血液中のヘモグロビンの働きに悪影響を及ぼすことがわかっています。

この亜硝酸窒素はは緑が濃い野菜に多く含まれる傾向があり、肥料を使いすぎていることが原因だとされています。品種にもよりますが、漠然と「緑が濃い=健康によい」と信じすぎないことが大切です。

冷蔵庫や台所ですぐ腐りやすい野菜

野菜を冷蔵庫や台所で保存して、腐らせてしまったという経験はありませんか?自然界の摂理を考えると野菜が腐るというのはおかしなことです。植物が枯れるのと同じで、野菜も腐らずに枯れるのが本来の姿だと考えられます。

ではなぜ、買ってきた野菜が枯れずに腐ってしまうのか。一つに水分が多すぎることが原因です。植物は水分がどんどんと抜けていくことで枯れますが、最近の野菜は肥料を多く使っている影響もあって水分が非常に多く含まれています。

また、もう一つの理由が微生物群のバランスです。本来、土に落ちた果実は、土壌微生物によって発酵・分解されて土に返ります。良い菌も悪い菌もバランスが取れているからです。

しかし、殺菌された土壌で農薬を使って育てられた野菜は、良い菌も悪い菌も減ってしまってバランスが崩れた状態。良い菌のちからで発酵するべきところが、悪い菌の勢力が勝って腐敗してしまうのです。腐敗しやすいということは、それだけ野菜がもつ生命力も足りないということ。身となり血となっていくことを考えると、生命力の高い野菜を選んでいくべきではないでしょうか。

食べやすい種無しフルーツの裏側

近年、スーパーでよく目にする「種無し」のフルーツ。とくに有名なのがブドウでしょう。食べやすく種を捨てる手間がないのでとても人気があります。でも、種が無いということ自体、とても不自然なことなのです。種がなければ、植物はその子孫を残すことができません。

じつは種無しのブドウは最初から種がないのではなく、栽培途中で薬品につけることで種なしに育てられているのです。開花直後の房をジベレリンという成長ホルモンにつけて、授粉させる代わりに成長ホルモンの力で育てているのです。

安全であると言われていますが、一部の動物実験ではジベレリンの安全性を否定するようなデータも出ています。まだその影響は不透明であり、必ずしも絶対に安全とはいえません。そもそも不自然なものを食べているということ自体、健康に良いのかどうかを十分に考えた上で選択していくべきではないでしょうか。

本当にからだに良い野菜とは?

では、本当にからだに良い野菜を選ぶには、どんな視点で選べば良いのでしょうか?自分の手で完全無農薬で育てられたら良いですが、そう簡単なことではありません。市場に出回っている野菜の中から、より安全で自然の姿に近い野菜を選ぶポイントをご紹介します。

左右対称で美しい野菜

過剰な栄養を与えられると、どこか偏った形になったり、一部が肥大したような野菜が育ちます。しかし、自然に近い環境で育てられた野菜は、左右対称、同心円状に育ち、均整がとれた美しい形をしています。たとえば、葉っぱの葉脈が対象である、輪切りにしたときに芯が真ん中にあってきれいな円となっているのが自然な形です。

すっきりとした甘さで本来の味がする

日本ではお米も野菜も甘いものが好まれる傾向があり、たとえばフルーツのように甘く改良されたトマトが人気です。しかし、本当に美味しい野菜は不自然に甘いものではなく、スッキリとした甘みがあって、えぐみが少なく、やさしい味がするもの。

とはいえ、本来の野菜の味がもうわからないという方も多いでしょう。でも、美味しさとは甘みや味わいだけではありません。また食べたい!と心から思える野菜、体が喜んでいると感じる野菜を五感をはたらかせて選んでいきましょう。

農薬も肥料に配慮された野菜を選ぶ

見た目や味から自分の目で見て選ぶことが本当は望ましいですが、なかなか店頭で見分けることは難しいもの。しかも毎日のことなので、もっと手軽に安定的に手に入る方が嬉しいですよね。

新鮮さや産地の関係もあるので「良い野菜=無農薬、有機野菜」と必ずしもイコールにはなりませんが、農薬や肥料をなるべく最低限に抑えているものがやはり安心です。とくに農薬については神経毒や次世代への影響も懸念されています。無農薬、有機栽培など、なるべく自然栽培に近い方法で丁寧に作られた野菜を選ぶように意識を変えていきましょう。

健康のため未来のため野菜はかしこく選ぶ時代へ

ツヤがあって美しい野菜、デザートのように甘い野菜、片手間でも食べられる便利な果物。私たち人間が見かけ上のメリットを追求するばかり、不自然な野菜が増えてしまいました。健康には影響がないといわれていたとしても、まだ未来のことは誰にも分かりません。見ための良さ、便利さを求めるあまり、健康を害してしまっては元も子もありません。

野菜はそもそも、生きるため、健康のために食べるもの。また、食べることは次世代にもつながっていくことです。野菜一つ選ぶだけでも多くの選択肢がある今だからこそ、もっと深いところにまで目を向けていくべきではないでしょうか?

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